ド ロ ボ ウ ネ コ (改)
それからはシフトの違いや忙しくなったりと、結平とはあまり話さなくなった。

どこか結平を避ける自分がいた。


「お疲れ様でした」


今日は結平より一時間早く終わる。

なぜかよそよそしく挨拶をしてしまう。


「あ!ちーちゃん!」


客がいるのにも関わらず、結平があたしを呼び止めた。


「またあれ作ってきてよ!」

「…あれ?」

「ほら、これ!」


そう言って手を上げた。
< 78 / 235 >

この作品をシェア

pagetop