好きでいさせて
片倉 龍治 (16歳)
正真正銘 男、
比較的、金持ちな家に
産まれて、
比較的、放任主義な両親に適当に育てられ、
比較的、自由な生活を送ってきた。
(・・・比較的多い)
俺を客観的かつ間接的にいうと、
王子様・・・らしい、
・・・気持ち悪い、
んな分けねーだろ!!
鳥肌たつは!!
退屈な授業が終わった
休み時間、
幼なじみの啓太がはなしかけてきた。
「な〜龍治、罰ゲーム決まったぞ!!」
罰ゲームとはこのあいだしたゲームの罰ゲームだ、
「んだよ、覚えてやがったか・・・んで、なに?腹踊りでもしろってか?」
「バッかんなつまんないもんにするわけねーじゃん、お前にはあの地味子ちゃんと3週間お付き合いしてもらいま〜す」
啓太の視線の先には、
もくもくと読書をする
少女が写っていた、
「さあ、ちゃっちゃと告ってきて、どこまでやれるか賭けてるんだからしっかり頼むよ大丈夫、お前に告られて振る女なんていねーよ」
啓太は俺の背中を押してきた、