飛行機雲

あたしの視線に気づいたのか


ちなみに言い忘れたが
この人は男である


あたしよりも背は高い


睨めたら怖いモノ知らずだ


「あ・・・。」

あたしの存在を気づいて

「あ、怪我・・・・しなかった?・・・かな?」

と、不安そうな表情で聞いてきた


「いえ・・・別に」

一礼してゆっくりと方向転換させた


< 11 / 18 >

この作品をシェア

pagetop