SweetS Love
「どうだった?♪」
海くんは笑顔で優に問い掛けた。
「……近い近いっ!!」
優は2歩程後ろに後退りした。
「確かに今のは近いね…」
「だよな。」
「うん。…ってあれ!!?
私いつの間に吉澤くんと喋ってたっけ!!?」
横には気付けば吉澤くんがいた。
「鈍っ―…
大分前からいましたけど?」
「スゴい…気づかなかった…」
「ってゆうかさ…
啓でいいよ。
なんか波流に吉澤くんって呼ばれると変な感じがする。」
「?そうなんだ♪
じゃあ啓って呼ぶ!」
「おう!」
「波流―!啓くん!
教室戻ろ―」
もう教室のドアにいる優が呼んでいた。
「うん!」
「じゃあな、海!」
「おう!バイバイ!」
私達は教室に向かった。