SweetS Love
「ただいまぁ~」
席に座ると、優と海くんは楽しそうに2人で話していた。
「あ!ありがと♪
それでね…」
優はまた話をしだす。
「お―♪ありがと。
んで……?」
2人で話をしては笑っている。
本当に楽しそうに話す優は私から見ても可愛くて。
私も優みたいに可愛くできたらな。
って思う。
いつの日か…――
お姉ちゃんが言っていた気がする。
人それぞれ良い所があるんだよ。って。
「波流?俺らあっちで食べる?」
啓はこっちを見て向かいのテーブルを指差す。
「あ…うん。そうだね!」
「じゃあ俺らあっちで食べるな?」
啓は海くんに言うと、スッと席を立った。
「優!私も行ってくるね」
「え…!?……うん…」
コクッと頷くと私はすでにもう座っている啓のいるテーブルの席に座った。