小さな僕
『健太と一緒に死のう』
浅はかな私の行動が、
自分勝手な行動が、全て健太に見透かされたような気がして
いたたまれなくなった。
私は子供のように泣きじゃくって、自分の子供にすがり付く事しかできなかった。
『苦しくても、逃げたらまけだと
わしはおもうぞ
死んだらただの海の藻屑
命は宝…子は宝…』
健太が寝た後言われた言葉。
その意味を私は深く噛み締めた。
辛いことがあったっていい
子供と一緒なら
乗り越えられる。