小さな僕


お母さんは、お父さんが居なくなってから、お仕事を始めたみたいだ。


いつもバタバタして家をすぐに出てっちゃうから、小学校での話もできない。


初めて食べた給食、とっても美味しかったんだ。

隣の席のたかし君はなんだかおでぶさんで、食いしん坊なんだよ。


たぁっくさんお話したいことあるのに


僕のためって言って、お母さんはまた今度聞くからね、って言ってもうずっと聞いてくれてない。


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