しろうさ恋日記。
プロローグ
それは突然の出来事だった。



たまたま通りかかっただけだった。



ピー…ン…と、張りつめた澄んだ空気の中に……



あなたは一人立っていた。



―――バシュッ……!!


放った矢は的の中心に……!



―――とすっ!



初恋の矢はわたしの心の中心に刺さった。




藤間白羽(トウマ シロハ)。16歳。

わたし、初めて、恋をしました。



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