しろうさ恋日記。




ぎゅっと目を閉じると彼女の潤んだ瞳と赤く染まった顔が浮かんだ。



「…………っ。」



大きな瞳からポロポロと涙をこぼす彼女を見たら……いてもたってもいられなくなって…………



気づけば、抱き締めてしまっていた。



腕の中の彼女は思った以上に小さくて、華奢で……壊さないように力いっぱいなんて、出来ないと思った………。



小さくて柔らかな温もりが愛しくて、ならなかった………。



大胆なことして、後からちょっと、焦ったけど……。



可愛い笑顔に胸が締め付けられた。







君が、俺の…………彼女。










きっともう………手放せない。










「…………白羽……。」









明日から、今までよりずっと近くにいられる。










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