しろうさ恋日記。
あれから数日が過ぎて…、
わたしは毎日、咲夜くんの部活が終わるのを待って一緒に手を繋いで帰るようになった。
それはもう約束をしなくてもいい……日課のようなことになっていて…………
わたしはそれがくすぐったくて…嬉しかった。
幸せだ………。
白羽は幸せです~…神様………。
頭の中は春で、まさに幸せボケなわたし。
…………そんなわたしにみかりんが言いました。
「…………ぬるい。ぬるすぎるわ………!
このほのぼの娘っ!!」
「いひゃいれふっ!いひゃいれふっ!!」
…………そしてわたしのほっぺたをぐにっと容赦なく引っ張った。
「何がぬるいなの~…?」
わたしは両手でじんじんするほっぺたを押さえながら、涙目で美華を見上げた。
「ほのぼのカップルもいいけど、手繋ぐだけで幸せってどうなのよ?」
「…………?………ダメなの??」
だって…廊下をすれ違うだけで舞い上がっていたわたしには、十分すぎなくらい幸せなんですが…………。