しろうさ恋日記。

わたしに向かってちょっと首を傾げて、爽やかな笑顔の………………



「……………さ…さ…咲夜く…………っ！！」



「…………うん？」




……………咲夜くんが立っていました……………。



たちまち湯気まで出そうなほどに赤くなる。



き…聞かれてたなんて……………！



恥ずかしくてまともに顔が見れなくてわたしの視線は足元に。



そしたら、上からクスリと笑う気配がした。



「…………白羽はすぐに自分の世界に入るのな……？」



「…………！」



面白そうに言われた言葉に思わず顔を上げた。



「…………何か楽しそうに考えてるの見るの好きだけど………

俺も白羽の世界が一緒に見たいな。」



そう言って優しく笑う咲夜くん…………。



わたしは呆然と綺麗な顔を見上げた。



そしたら、



「……………！」



咲夜くんの顔が、いたずらっ子みたいな笑顔になって



「…………で……何が夢みたい？

…………俺に白羽の世界を教えろよ………？」



「～～～～～！！！」



ずっ、ずるい…………！！！



そんなかっこいい流し目なんてもらっちゃったら…………



わたし………










あなたに隠し事なんて出来ないです…………………。











「……………あのね……………」



「…………ん…？」










…………あなたはなんて、ずるいひと。