しろうさ恋日記。




わたしがきょとんと美華を見つめると、美華はわたしの頭を優しく撫でるとにっこり笑った。



「…………うらやましいって言ってるの!

そんなに大好きな人と出逢えて………。

うまく歩かなくてもいいわよ……。

そのままの白ちゃんでいいの。

それだけ一生懸命なあんたを見るだけで…………月城は幸せだと思うわ。」



「……………みかりん………」



ね…?と優しく笑う美華に身体の力がフッと抜けた…………。








「…………うん……。

わたし、逢えるだけで幸せ…………。」



「………のろけちゃってぇ~~!」



「~~~~っ!」



真っ赤になって恥ずかしくてそっぽを向いた。



みかりん……ありがとう…………。



気負うことなんて何もないよね?



だって、二人で出かけられるだけで夢みたいって思ったくらい幸せだった…………。



うまくなんて…なくたっていい………。










だって、あなたに逢える日曜日がただただ………嬉しいんです………………。












「…………早く、逢いたくなっちゃった…………。」










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