しろうさ恋日記。




それにしても、すっごい濡れちゃった………。



肌にぴたりと張り付くワンピースに夢から覚める。



気持ち悪い………。



せっかくみかりんが見立ててくれたのに………。



しょんぼりした気持ちになりながらサイドにとめてあるゴムをほどいて髪をおろした。



パラリと水滴が落ちる。



まだぜんぜん乾いてないや………。



バックを開いて持ってたハンカチを取り出すととりあえずそれで髪を拭いた。



背中にまでかかるわたしの長い髪はハンカチくらいじゃぜんぜんダメだ。



思わず溜め息をついて手のなかの濡れてしまったハンカチを見つめた。







――――コンコン。



「………!」



ノックの音に顔をあげると扉の向こうから咲夜くんの声がした。



『白羽?着替え持ってきたけど………開けて大丈夫か?』



「あ…!うんっ…大丈夫っ!」



返事を返すとガチャ…とドアノブが回り、手に白いシャツとタオルを持った咲夜くんが現れた。







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