しろうさ恋日記。
「待たせてごめんな?これ……俺ので悪いけど、服。
脱いだ服は乾かしておくからこれ着たら呼んで………」
「あ…ありがとうっ!」
「…………じゃあ……部屋の外で待ってるから…………」
お礼を言って着替えを受け取ると、咲夜くんは足早に部屋から出ていった。
わたしはいそいそと濡れたワンピースを脱いで咲夜くんが貸してくれた大きな彼のシャツに袖を通した。
小柄なわたしが咲夜くんのシャツを着るとそのままでワンピースを着てるみたい。
袖は長くて手が出ないけど、十分な丈にほっとした。
それからドアの前に立って待っててくれてる咲夜くんに声をかけた。
「あの…ありがとう!着替え………終わったから………っ」
それにまた、ゆっくりとドアノブが回った。