しろうさ恋日記。




「……………。」



「…………?」



それから咲夜くんは急に黙ってわたしの頭を撫でていた自分の手をじっと見つめて………



「髪…………乾かさなきゃ濡れてるな…………。

おいで………白羽。」



「…………え?」



そう言ってわたしの手をひくとソファにかけさせ、自分もその横に座る。



「…………!?」



意味がわからずきょとんとしてると上からふわりとタオルを頭に被せられた。



…………そして優しくその上から彼の大きな手に髪を包まれる。



「白羽は髪が長いから………早く乾かさないと風邪ひくな?」



「…………っ!」



タオルごしに聞こえる穏やかな声にタオルに隠れた顔が一気に熱を帯びた。



さ…咲夜くんが………わたしの髪………かっ、乾かしてくれてる…………っ!



嬉しいけど…っ、嬉しいけど……っ



恥ずかしくて……………なんて言ったらいいかわかんないよ…………っ!








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