しろうさ恋日記。
パパってば…実は理想的な旦那さま?
腕のいい獣医さんで、他人には素っ気ないけど………
愛する者には惜しみなく愛情を注ぐ。
わたしや夜兎だって、小さな頃からこれでもかってくらい愛されて育った。
だから16歳になった今だって、パパをイヤなんて思ったこともない。(過保護ではあるけど…)
「………。」
月城くんは………どんなかな…………?
結構、クールって言われてるよね……?
そんなとこはパパと一緒だ。
付き合う女の子に対しては………?
思わず、モヤモヤと妄想してしまうわたし…………。
「………しろうさ?」
「………!」
怪訝なパパの声にハッと我に返る。
まったく……!わたしったら………っ。
付き合ってもないのに、バカな妄想しちゃって~~っ!!
は…恥ずかしい………。
「………。」
そんなわたしに対して、パパはなにやら複雑な顔をしているような……?
「………??」
でも、次の瞬間にはニヤと笑って
「………じゃあ、寂しいパパの相手は…しろうさがしてくれるだろう?」
「………!」