しろうさ恋日記。
『……………ごめん……っ。』
足早に…わたしの顔さえも見ないで
小さくなった背中…………。
あれは………わたしを拒絶してるみたいな…………『ごめん』だった………。
今日も………弓道場に行った。
でも……月城くんはいなかった………。
たまたま廊下で逢えて、舞い上がったわたしは………バカみたいだ。
月城くん………勘違いじゃない………。
わたし、避けられた…………?
わたし………なにか、嫌われるようなことしちゃったのかな……………?
お休み前の、アレは、わたしの夢だったの………?
「………っ。」
頭の先から…サァー…と、冷たくなっていくような感覚だった。
ほんの少し近づいたと思ってた距離は………
今までよりもずっと遠くなった気がした………………。