しろうさ恋日記。
ノロノロ歩いてたのに、気づけばもう学校で……………。
「…………。」
はぁ…と思わずため息が出た。
校門をくぐって中に入ると…………
入ってすぐにある大きな掲示板が、何やらざわざわ賑わっていた。
「………??」
なんだろう………?
心なしか……わたし、なんか見られてない………??
「………あ!本人……っ」
「うわぁ~…俺、マジ…ショック~…。」
………なんて声があちこちから聞こえてくる。
いったいなんだろう?
この掲示板て……確か報道部が、近頃じゃあ芸能雑誌さながらのスクープみたいなのを載せてなかったっけ…………?
「白羽、おはよう!……この騒ぎなんなの~?」
「みかりん……。わたしも今来たとこなんだけど………。」
声をかけてきたのは美華で………わたしも困惑ぎみに首をかしげて答えた。
「………見てくるわ!」
美華はそう言うとスルスルと人混みを掻き分けて掲示板を見に行ってしまった。
「………!?……白羽………!」
「…………え……?」