しろうさ恋日記。




「…………ぱ…パパ………?」



月城くんまでもが呆然とつぶやいていて……………。



「そうよ?この人は藤間時春。れっきとした白ちゃんの血の繋がった実のお父さん。

………白ちゃんはママ似だし、ハル兄がかっこよすぎて彼氏にしかみえないのはわかるけどね。」



美華の説明に周りからは…マジかよっ!?とか…パパっ!?なんて声があがり出す。



「…………ほんとに、お父さん…………?」



なんだか恐る恐る聞いてくる月城くんに、わたしはきょとんとしながら



「………?……うん。パパだよ。家に帰ったらいるよ。」



「………!!!」



月城くんまでもが驚きに目を見開いた………………。



「…………わたし、パパと出かけるとよく彼氏に間違われるけど……

まさか学校でそんなふうに思われるとは思わなかったな……。」



思わず、遠い目になるわたし…………。



今後、パパにベタベタくっつくのは自粛しようかなぁ…なんて思ったり。







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