しろうさ恋日記。
男の子が月城くんに向かって走って来て…………
月城くんが、彼に向かって………
「…………なんだ、茜……。」
……………………………………………あかね……?
「………あ……あかね……さん…………??」
一瞬、時が止まったわたしは…………
震える指を彼に向けてつぶやいた。
可愛い顔のイケメンだけど、男の子にしか見えない………!
彼は人懐こくニコリと笑う。
「うあ~!藤間白羽ちゃん!ホンモノじゃんっ!………俺の名前、咲ちゃんからきーたの?」
「~~~!!?」
何がホンモノなのか意味不明だったけど………………。
わたし、
すっごい…誤解してた…………………。
「…………藤間っ!!?」
へなへなとその場に座り込んだわたしに……………
月城くんが慌てて駆け寄って来てくれていた………………。