しろうさ恋日記。
恥ずかしさにまた俯くわたし………。
「~~~!………わたし、パパにくっついちゃうの………クセで……。こ、子供っぽいんだけど………。」
相手がパパなんだから……それは子供っぽいことで、やたらに恥ずかしい……。
「いや……!………むしろ………羨ましい……かな………。」
「………へっ!?」
そんな言葉にびっくりして勢いよく顔をあげた。
「いや……っ!……その……っ、いつまでも子供に甘えられる父親なんて…凄いし………。」
慌てるように言う月城くんに、わたしは…あぁ…確かに珍しいもんねぇと素直に納得した。
「…………。」
でも………
月城くんは、ちょっと難しい顔になって…………
「…………やっぱり、違う………。」
「………月城くん……?」
そう言うと、綺麗な切れ長の瞳でわたしをじっと見つめた。
きょとんとするわたしに、月城くんは………………
「…………ほんとは………藤間にくっつかれてる、お父さんが羨ましい。」
「…………!!?」
わたしを見つめながら…………
頬を微かに染めた月城くんに……………
わたし…………心臓、止まるかと思ったよ…………………。