しろうさ恋日記。
「~~~っ!!」
う…っ、羨ましい……って言った………!!?
聞き間違いじゃないよね………っ!?
でも………なんでっ!!?
心臓はばくばくで…頭は沸騰しちゃいそうで…体は無駄にカタカタ震えた。
恥ずかしくて……月城くんの顔が見たいのに……わたしはまた顔をあげられなくなってた。
「………あの……、さっき………何で俺に彼女とか…言ってたんだ……?
あと………何で、茜に動揺?……してたのかと思って………。」
「………っ!!」
その問いかけにわたしはますます俯いて赤くなる………。
「…………藤間……。俺……知りたいんだ。」
「~~~っ!………わたし……っ…」
でも………月城くんのまっすぐな瞳と囁くように言われたお願いに………決意した。
「………実は、昨日の放課後もここに来てて……。
きっ、聞いちゃって………ケータイに、『ごめん、茜』って言ってたの………。
だから月城くんがわたしを避けてたのは…彼女に誤解させちゃったからなんだろうと……………」
わたしはばくばくする胸を抑えながら、必死につたない説明を月城くんにした。
月城くんは黙ってそれを聞いていた………。
「…………そしたら…っ、お、男の子で……っ!すっごい誤解しちゃってたって……その……わたし………」
最後の言葉は……ちっちゃくちっちゃくなった。