しろうさ恋日記。

『帰るわよ～！』



『ま…待って……っ！！？わたし…っ、月城くんに………っ！』



『…………。』






いきなり現れた美華はわたしの首根っこをむんずと掴むとずるずる引きずるように歩き出す………！



慌てるわたしは何とか抵抗を試みるも……



『…………ハル兄が迎えに来てるのーーっ！！あたしも助手席で乗せて帰ってもらうんだから…………

抵抗したらあんたのステキなエピソードを大好きな月城くんにばらすわよ………？』



『…………！！？』



声を潜めて言われたそれに固まるわたし…………。



みかりんは…………………マジだ…………！！！



ハル兄が絡んだら………みかりんに抵抗してもムダでした………。



そして引きずられて帰るわたし………。



『…………。』



呆然とそれを見つめる月城くん…………。











『………つ…月城く～…ん…………。』












愛しいあなたはどんどん小さくなってゆきました………………。









………………――――――――――――――――――――