True Love
職員室に入ると、既に先客がいた。
その後ろ姿は、かなり見覚えのある姿で……

「アユ、サトシ!?」

香織は驚きの声をあげた。
「あれぇ?カォリンぢゃん。もしかして、カォリン達も入部届け貰いに来たの?」

「まぁね。メィ、同じクラスの鮎子と智史」

『よろしくぅ』

二人は声を揃えて言った。
「で、幼なじみの芽衣。隣のクラスなんだ。」

「よろしくね。」
芽衣はニッコリ笑って言った。

「カォリン、部活決まったの?ヤッパ、吹奏楽?」

「ぉぅ!厳しそうだったケド、めちゃかっこよかったし。メィも一緒に入るんだ。アユは?」

「あたしも……」
鮎子が言いかけたトキ、

「鮎子はサッカー部マネだかんな!」
智史がそう遮った。


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