1番星を見つけて
「ジュリア?誰それ?」
「お隣のお嬢さんだ。お前とあまり変わらないぐらいの歳じゃないかな?樹里亜ちゃんいくつ?」
「7歳…」
「翔と一緒じゃないか!!」
「の割にはチビだね。」
翔がにやつきながら言う。
「おい、翔。」
中年男が注意する。
「チビじゃないもん。」
樹里亜がむくれる。
こんな奴王子様じゃない。こんな奴嫌いだ!!
樹里亜は心の中で叫び
その場から逃げて
家に帰った。
「なにアイツー。」
「翔、女の子には優しくしなさい。」
「分かってるよ。」
翔もまた親に叱られ、
むくれていた。