もう1度その声を


それから、優真とはバイバイして。


アタシは、部屋にこもった。


一度、頭を整理したかった。






アタシは、死んだ。

あの痛み、あの感覚は確かに本物だった。


でも、これは・・なに?


神様がくれたチャンス?


じゃあ、何のための?


もう1度、優真と過ごすコトができるチャンス?

また、優真に別れを告げられる運命?


それとも、




「違う、道を歩かなきゃいけないって・・コト?」




前とは、まったく違うことが、この世界では起きてる。


アタシは、何をしたらいいのかな?


したいコトをすればいいのかな?




「んーあぁぁぁ!!!もう!!分かんないよ!!!」



ブーッ、ブーッ、ブーッ


携帯が着信を教えている。





「だれ・・。これ」





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