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第2章 現在
1.現在 『一哉』
あれから俺と穂乃華は、ダチになった。
深い意味とかはなくて、ただ、守ってやりたかった。
穂乃華ンことは、健チャンも知ってる。
あのこと以来、穂乃華は、嫌われるようになった。
女子だけでなく、一部の男子からも。
でも、ここまで乗り越えてきた。
実は、支えてたのは、俺だけじゃないんだ。
眞森 羅亜弥。
めっちゃいいヤツ。
天然だけどな・・・。
羅亜弥がいると、穂乃華も笑うしさ。
健チャンもだ。
2人がいなかったら・・・。
俺は穂乃華と、クラスが違った。
2年ン時も。
そして、今も。
でも、羅亜弥と穂乃華が一緒。
羅亜弥がいるから、心配なし。
あいつ、やるときは、やるからよ。
俺が1組で、穂乃華らが2組。
健チャンが4組になった。
どうせなら、一緒のクラスがよかったな。