「キカイ」の子
「いや~フユピコのおかげで助かったぜ~」




笠本に課題を提出した後、グランドへ出た透が伸びをしながら冬彦に言った。







冬彦に手伝ってもらう、というか、ほとんどやってもらうことで、透と夏美は課題を提出する事ができた。









しかし、夏美は、課題を提出した後、さらにお説教されているため、この場にはいなかった。






「じゃあ、今から部活に顔出してくるわ。」


透は、そう言ってグランドの中央で練習しているサッカー部の方へ行こうとする。



「うん。わかったよ。じゃあ…また明日…」


「おう、また明日な!」





透を見送り、冬彦は校門を出た。
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