「キカイ」の子
この家はダイニングキッチンとリビングが繋がっており、リビングに入った冬彦は食卓の方へ向かった。




重厚感のある木のテーブルの上には、一人では食べきれないほどの料理があった。





両親が食べた後なので、幾分かは減っていたが、それでも一人で食べるには多すぎる量だった。





冬彦は席に着いた後、独り言のように、



「いただきます。」


と、手を合わせながら言った。
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