暴風うさぎ
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六時限目の授業も終わり帰りのHR。突然俺の名前が教室に響いた。
『成見達也。今日この後クラス実行委員の集まりあるからお前行け』
『はぁ?』
担任の言葉に俺は不満しかなかった。だってそんな面倒な委員会入った覚えもないし、行きたくもない。
『今日酒井風邪で休みだろ?代わりに行ってくれ』
酒井とは多分この委員会に入ってる奴。
『だからなんで俺なんすか?』
そう理由を聞くと、毎日授業中寝ているからと納得いかない事を言われた。
もっと反論してやろうと思ったけど、それも面倒だから止めた。
俺と一緒に女子の実行委員も行くらしいし、難しい事は任せればいいか。
その後、委員会が行われている教室に行くと他のクラスの奴らが居た。クラスごとに並んで座れと言われ、俺は窓際の席に腰を下ろした。
『今日は私がメモ取っとくから』
なんて隣に座ってる同じクラスの女子に言われたけど、そもそもメモを取るつもりなんてない。
むしろ“今日は”っておかしくね?
こんなめんどくさい委員会、今日だけで十分だ。