一番輝く星

｢続いて故七瀬みよりさまの娘様からの最後のお言葉です。｣

｢本日はお忙しい中最愛の母、故七瀬みよりの葬儀におこしくださり誠にありがとうございます。私は母に嫌われているのだと思っていました。いつも私のせいで母は幸せになれないのだと、私が母を苦しめているのだと、私はそう思っていました。ですが反対に母は私が母を嫌ってるのだと思っていたみたいです。・・・私は母が大好きでした。とても大好きでした。できる事ならもう少し長生きして欲しかったなぁ。お母さんでもねお母さんのした事は罪じゃないよ？私お母さんの事許してるからね！お母さん安らかに眠ってね！｣
わたしは精一杯の言葉を言い終わると涙がこぼれ落ちて来た。
それからお母さんは焼かれ、最後まで直樹は私のそばにいてくれた。
｢・・・あかり！大事にするからな！｣
｢ありがとう直樹・・・｣
わたしは直樹に支えられながら家に帰った。