一番輝く星
あたしは、多分1時間ぐらい泣いていた。
「直樹くんだっけ?今日はありがとう・・・何かスッキリした」
「よかった!直樹でいいよ・・・あかりは学校・・・やっぱ無理?」
「・・・。」
あたしは、さっきの母に言われた事を思い出した。
“あんた邪魔なんだよ”
あたしの居場所なんて、どこにもない。
あたしは考えた。

「・・・学校に行っても居場所なんてないの!」
「俺がいるじゃん!」
「は?意味わかんない」
「俺さあ、将来サッカー選手になりたいんだ」

「へ?サッカーすんだ!以外(笑)」
「悪いかよ!」
「いや別に!」

「俺頑張ってサッカー選手になる!だからあかりも学校来い!」
「は?なんでそうなったん?」
「わかったな!来なかったら迎えに行くから!じゃな!」
「えっ!ちょっと!」
直樹は、そのまま走っていった。
「家に迎えに来られたらお母さんに殴られるよ!・・・学校かあ・・・行くしかないじゃん!もぉ~!」
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