向日葵になった君へ


「薬のせいで、体がボロボロになってて…引っ越す体力もないんだ。
更に痩せちゃって…今40キロないんだ。」






親に言えばいいと思ったが…
柚欄は、今の親に心配かけたくないらしく、レイプのことを言ってなかった。
「保護されてから今までいっぱい迷惑や心配をかけてきたから…もう心配かけたくない」
と言って、親に話すのを拒んだ。


だから引っ越すこともできない。


私は絶望感でいっぱいだった。


それでも
何か解決方法はないか、私にできることは何なのか…
たくさん考えた。


いくら考えても私には…柚欄の話を真剣に聞き、支えることしか思いつかなかった。





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