言えない秘密~ヤクザが愛する女~
突然の婚約者
〔勇人SIDE〕
信じられねえ。
まだ、美優の唇の感触が残っている。
オレは、夢見心地な気分で、車を走らせていた。
本当なら、もっと一緒に居たかったけど、このままじゃヤバイ。
あいつを押し倒しそうだったから、今日は早く帰る事にしたのだった。
キスもエッチも、オレが初めてになるのか…。
何だろう。
この、何とも言えない嬉しさは。