言えない秘密~ヤクザが愛する女~



車を飛ばしながら、本当は今すぐにでも、美優に会いに行きたい。


そう、思っていた。


でも、竜の意味深な雰囲気も引っかかるしな。


とにかく、早めに用事を済ませて、会いに行こう。



竜の家も、オレの家同様、和風の平屋邸宅だ。


年代物の松の木や、池なんかもあり、ちょっとした和風旅館だな。


「お~い!こっち、こっち」


車を止めると、門の前に竜が立っていた。




< 125 / 243 >

この作品をシェア

pagetop