言えない秘密~ヤクザが愛する女~
「お疲れ様でした~」
バイトが終わり、着替えをしながら、さっき誘われた事や勇人さんの事や、
いろんな事が頭を過ぎる。
「美優、本当に大丈夫?」
帰り際、先輩が心配そうにやって来た。
「はい。ありがとうございます。大丈夫です」
先輩って、優しいなぁ。
でも、本当にごめんなさい!
やっぱり、もう一度、勇人さんに会いたい。
何で、こんなに会いたいのか不思議だけど・・・。
「じゃあ、また。お疲れ様でした!」
私はそう言うと、逃げるようにお店を後にした。