言えない秘密~ヤクザが愛する女~
〔勇人SIDE〕
おい…!
いきなり部屋かよ。
チャイムを押すと、ラフな格好の美優が出てきた。
「本当にごめんね」
「いや、いいよ…」
何でドキドキするんだよオレ!
正直、今までも女の部屋には、行った事がある。
泊まった事もある。
今さら、緊張する事なんてねぇのにな…。
「着替えてくるから、適当に座ってて!」
「お、おう!」
座るたって…。
美優の部屋は、オレには新鮮なくらい、可愛い雰囲気を醸し出していた。