言えない秘密~ヤクザが愛する女~



〔勇人SIDE〕


おい…!


いきなり部屋かよ。


チャイムを押すと、ラフな格好の美優が出てきた。


「本当にごめんね」


「いや、いいよ…」


何でドキドキするんだよオレ!


正直、今までも女の部屋には、行った事がある。

泊まった事もある。


今さら、緊張する事なんてねぇのにな…。


「着替えてくるから、適当に座ってて!」


「お、おう!」


座るたって…。


美優の部屋は、オレには新鮮なくらい、可愛い雰囲気を醸し出していた。



< 47 / 243 >

この作品をシェア

pagetop