言えない秘密~ヤクザが愛する女~



笑い事じゃねぇよ。


チラッと竜を見ると、笑いを堪えてオレを見ていた。


ムカつくな~。


絶対、あいつ他人事だと思って、楽しんでるだろ。


オレは、深いため息をついてしまった。


「親父、それだけは絶対に嫌だからな」


そんなオレの言葉を、親父は無視した。




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