言えない秘密~ヤクザが愛する女~



もう~!私のバカ~!!

「ごめん。焦り過ぎだなオレ」


勇人はそう言うと、ベッドに座った。


「勇人…」


どうしよう…。


怒っちゃったかな。


勇人は真顔で座ったまま、ちっとも私を見てくれない。


いきなり嫌われたかも…。


泣きそうになる気持ちを抑えて、私は勇人に向かって言った。


「勇人、ごめんね。私、キス、初めてなの…」




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