あたしの彼氏はクール彼氏
聖に告白されてから、1週間たった。

私は、今あることで悩んでいる。

それは・・・

女「ねぇ!堀口君、今日一緒に帰ろ?」

聖「・・・無理」

女「も~!つれないな~(笑」

今、聖に話しかけてる女の子は、クラスメートの

雨宮 優衣(あまみや ゆい)ちゃん。

クラスでも、人気の女の子。

彼女は、見てわかるように聖に猛アタック!

している・・・。

遊「はぁ~・・・」

聖はそっけない態度とってるケド、雨宮さんは・・・

優「優衣ね、お菓子作るの得意なの!だから、今度なんか作ってきてあげるね!」

聖「・・・いらない。」

アタックしすぎでしょ・・・。

そもそもこうなったのは、2日前のこと・・・。

~2日前~

私は、クラスの子に呼び出しをくらった。

その子が・・・雨宮さん。

なんで呼び出されたのかわからないまま、私は呼び出された屋上へと向かっていた。

優「あ!やっと来た!」

遊「ごめんね、またせっちゃって。」

優「ううん。全然いいよ!」

あまり話したことがなかったけど、結構いい子だな~。

優衣ちゃんに対する第一印象は、そんな感じだった。

次の言葉を聞くまでは…。

優「遊夜ちゃんてさ・・・堀口君と付き合ってるんでしょ?」

遊「うん・・・そうだよ。」

優「じゃあさ~・・・別れて?」

え?・・・今なんて・・・。

遊「雨宮さん?何・・・言ってるの?」

優「堀口君と別れて、って言ったの」

意味わかんないこの子。

さっきとは、違うオーラ。

明るさを一気になくし、黒さだけが残っていく感じ。

怖い・・・。

その一言が、今の優衣ちゃんにはしっくりくる。

さっきの笑顔とはまるで違う。

黒のオーラ・・・。
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