crybaby princess
「えっ?」
振り向くとすぐ後ろに永池くんが膝をついて座っていた。
「してほしい?」
「……何を?」
「キスしてほしい?」
「…えっ////ぇえ!!?」
「望むことなら何でもしますよ?」
望むことなら…何でも!?
えっ!?何それ!?
しっ執事ってそういうこともするの!?
私は目を見開いたままその場に固まってしまった。
「冗談」
そう言うと私の頭をぽんぽんって叩いた。