桜雪のごとく‐新撰組と現代少女‐


今、面に振ったと思ったのに


首筋に・・・?






幹部の奴らは見抜けたが、




並の隊士は見抜けなかったらしい。





そうやってみんなが呆けているとき、



梓紗が口を開いた。






「あんたさぁ、隙ありすぎてどこ狙おうか迷うぐらいだよ?」






「クソッ!クソッ!」





悔しそうな声を上げてる隊士に、





「弱そう、って言ったこと撤回しろ?」











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