桜雪のごとく‐新撰組と現代少女‐

金色に輝く夜月



山崎が土方のところに行った後




まだ縁側に座っていた。




「ワンピースになろっかな」




そう言いながら部屋にいったん戻った。




剣道着を脱ぐときにふと視線に入った




背中の痣。




「・・・やっぱり、消えないかぁ」




その痣を撫でた。




体の痛みはない、


あるのは、











心の痛みのみ。















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