桜雪のごとく‐新撰組と現代少女‐

沖田side



沖田side



稽古の後、歌が聞こえてきた。





それは、紗雪の歌声ととてもよく似ていた。




平助たちはびっくりしていたけれど、




僕は焦った。




また、あの力を使っているのかと。




けれど、我に返って思い出した。




梓紗だから違う。




この歌には力はない。




そこまで考えてようやく安心した。



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