桜雪のごとく‐新撰組と現代少女‐
歌い終わり、目を開けると
みんなが口を開けて誰も言葉を発してなかった。
「?みなさん、どうしたの?」
その声にハッ!としてまた騒ぎ始めた。
「お前すごいな!!」
「感動して声も出なかった!!」
「天才!」
「・・・・・・素晴らしかったぞ」
「梓紗すごいですね!」
「おめぇ、すごいな・・・」
「水梨君!感動したぞ!!」
こんなに褒められたことはなかった。
だから、こんなにも
暖かい涙と
輝く笑顔ができたんだろう――――――。