桜雪のごとく‐新撰組と現代少女‐
第2章 幕末
「…ぅ・・・ん」
目が覚めると、あたしは見慣れない場所にいた。
古い木の天井、ドアではなく襖・・・。
「ここは・・・?」
疑問の声を出したら、男性の声が返ってきた。
「あ、起きましたね。ここは新選組屯所ですよ。」
声がした方を見ると、とても美形な人がいた。
かっこいい・・・
ふと思ってしまった。
「大丈夫ですか?動けるのなら話を聞きたいんですけど・・・」
ボーッと考え事してると質問してきた。