桜雪のごとく‐新撰組と現代少女‐
入っていくと、2人の男の人が座っていた。
「さぁ、そこに座りたまえ」
スッと指をさして座ることを促してくれた。
その人はとても優しい目をしていた。
促され、ようやく座ったあたしと、男の人たちを見て優しそうな人は話し出した。
「はじめまして。私は新撰組局長、近藤 勇だ。そして順番に・・・」
「土方 歳三だ」
「沖田総司です」
あ、この人部屋にいた人だ。
・・・・・・。
あらまぁ、よく聞いたことがある名前ばかり・・・
じゃぁ、あたしも自己紹介しないと。
「始めまして、あたしは水梨梓紗と申します。歳は16です。」
「16だと?12、3歳かと思ってた」
「まぁ、年の割には小さいですから。」
そうあたしは147・5㎝と150もいっていない。
ちょっと気にしてる・・・。