桜雪のごとく‐新撰組と現代少女‐
その間も紗雪は念を送り続けてた。
俺たちは意味が分からなかった。
ただ、また仲間を斬るのか・・・?
そんな恐怖が頭をよぎった。
そんなことを考え始めた瞬間、
「通じた!梓紗ちゃん聞こえる!?」
紗雪の念が届いたらしい。
そのあと、終始無言でいた。
多分声もなく話してるんだろう・・・。
話が終わったのか、紗雪はこっちを振り向いて笑顔で言った。
「さよなら」と
よく見ると、紗雪の体透けて消えそうだった。