桜雪のごとく‐新撰組と現代少女‐


シ―――ン・・・と静まった稽古場に、




「はじめ!」



と沖田さんの掛け声が響き渡った。





「水梨梓紗。参ります」





しかしあたしと土方さんは、間を取ったままだったが、




「こねぇならおれから行くぞ」




そう言った途端、



「ヤァァァァ!」



と土方さんが向かってきた。



あたしはそれを受け止める。


何回かそれが続いた。



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