桜雪のごとく‐新撰組と現代少女‐
夢の中で知ったこと
「じゃぁ、あそこにあの石が落ちてたのは必然?」
「そうね。」
1息おいて、
「私は、梓紗ちゃんに笑ってほしいって思ったからもあるわ」
それって、遠回しにあたしは死ぬって言ってるみたいじゃない…ッ?
「違うわ。今の兄様たちは、後悔してる・・・。」
だから?
「あなたのことを受け入れてくれるわ!」
嘘を言ってるようには見えなかった。
きっと、あたしがいない間のアイツらを
見てきたから、そうやって言えるんだなぁ…。
わかった。じゃぁ、信じてみようかな…?
「ありがとう。梓紗ちゃん。」
うん。またね?
「そうね、次はあなたが目覚めるときかもね・・・」